安全のための知識

より楽しく射つために

アーチェリーの矢のスピードは、弓の強さにもよりますが、時速200〜230kmくらいになります。
その衝撃力は、圧さ5ミリの鉄板を射ち抜くほどです。
アーチェリーは紳士淑女のスポーツ。安全のためのマナーを守って楽しみましょう!

安全マナー

	● どのような場合でも、人に向かって弓を引かない。
	● 射つ人の前方、または前側に立たない。
	● ターゲット付近に人がいないことを確認して、発射する。
	● 他の人が射っている時は、決してターゲットに近づいてはならない。
	● 空に向かって射たない。
	● 自分の身体に合った強さの弓を引くこと。
	● 自分のドローレングスより、短い矢を引いてはならない。
	● 矢がアローレストから落ちたら、引き直す。
	● 弓を引き戻すときは、的にサイトを合わせて戻す(弓を上に向けて、又は下に向けて引き戻さない。特にコンパウンドの場合)。
	● 他の人が射っている間は静かにする。
	● 身体にピッタリ合った(だぶつかない)服装をする。
	● ストリングが、ボタンや衣服に引っかからないように準備する(チェストガード利用)。
	● プレーの前には、しっかりと弓具の点検をする。
	● 矢を抜くときには、後ろに人がいないことを確認して行う。
	● 許可なく、他の人の弓に触れたり引いたりしてはいけない。
	● 矢を探すときは、後続のグループにわかるように、ターゲット前に弓を立てておく(フィールドの場合)。



	  	

事 故 防 止 に 向 け て

	アーチェリーを楽しく安全にプレーするために絶対に守ってもらいたいマナー

      ● 安全が確保出来る環境以外では、絶対に弓を引かない。
      ● 必ず的に向かって、水平に引き分けて下さい。引き戻す際も、そのまま的に向かって戻して下さい
         (3bライン内に向かっての引き戻しは禁止します)。
      ● 矢が的から逸れたら、その原因が分かるまで次の射は止めましょう。
         また、紛失した矢を確認してから次の射を行なうようにして下さい。
      ● 試合中に弓具故障が発生したら、まず審判員にアピールして下さい。
         故障した弓具・リリーサー等は試合中に調整せず、すぐに予備に交換して下さい。
      ● 飲酒は控えてください。(練習、調整中でも誤射の恐れがあります)
      ● 指導者・施設管理者等は、危険な行射、またはその恐れのあるアーチャーには、その場で注意、指導をして下さい。
         アーチャーは、第三者からの助言に素直に従いましょう。
      ● 安全確保の基本は、自分の体力でコントロールできる強さの弓具を使用することです。
         無理せず、無駄なくアーチェリーを楽しみましょう。

      安全確保はアーチャー全員が守るべき最大のマナー・義務です


2009年4月16日
社団法人全日本アーチェリー連盟